K-HC

2009-2010 茨城県筑西市

 

地域医療を担う医療法人が運営する介護老人保健施設において、既存施設のデイサービス部門を拡充することを目的とした増築です。限られた敷地内空地の土地利用と、十字型で構成された既存棟とのアクセスを考慮し、各療養室との棟間距離を確保しながら南西の位置へ増築棟(=リハビリ棟)を配置する計画としました。また屋根の稜線を曲線状にすることにより、冬季における療養室への採光を確保しました。

施設においては、入所者の方々に機能の回復だけでなく、心や生活そのものの″はり″を生み出していただけるような体制をとっていることから、建物(ハード)としてのリハビリ棟も木の質感(柔らかさ、香りなど)と、耐火性能を備えたコンクリートの質感(硬さ、量感など)を最大限利用し、集成材のフレームにも動きを与えて“五感”を刺激するような空間としました。