T保育園

2013-2014 茨城県日立市

 

3.11東日本大震災、旧園舎の敷地に津波が押し寄せました。かろうじて園舎の浸水は逃れましたが、震災後に制定された日立市ハザードマップの津波浸水域に含まれたことから、現敷地への移転が行われました。

新たな園舎は、木の温かみと肌触りを感じ幼少期の豊かな感情をはぐくめるよう、木造で自然光があふれる空間構成としました。また、震災時の教訓を活かし、平屋建ての園舎の屋上に、園児を含め職員全員が一時的に避難できるように避難階段と屋上広場を設けています。敷地内はすべてバリアフリーとし、園庭から直接保育室へ出入りできる平面計画としました。また、建物内では保育士の視線を遮らないよう保育室がすべて見通せるように開口部を設け、建具類においても指はさみ防止の措置を行い、コンセント類の設置高さにも配慮し万一の事故防止に努めました。仕上素材においては、不燃塗料により木構造をそのまま見せることを可能にしました。