丸真食品株式会社新納豆製造工場

2016 茨城県常陸大宮市

 

 

 

「常陸大宮市山方のシンボルとして、大豆のかたちを建築で表現」

奥久慈の山々と久慈川の清流に抱かれ、旧山方町の中心に位置する地で、地域とともにつくり継がれる「納豆」。その新しい製造拠点としての新工場は、納豆をつくる上で衛生的な環境とすること、奥久慈へ観光で訪れる人びとをはじめ、地域の人びとや子供たちの記憶に残り、親しまれる姿となることをイメージしました。

「木のドームで地域の魅力を発信」

JR水郡線の山方宿駅と旧道沿いに集積した商店や住宅群と国道118号の間に位置する新工場の敷地。敷地西側を除き周囲からぐるりと見渡すことができる場所です。このような立地条件から、国道側の正面ファサードのみを意識するのではなく、建物自体が中心性を表現するドーム型の建築を計画しました。
工場本体は衛生的な納豆製造を核としながら、管理諸室や見学コースを組合せ、堅牢かつシンプルな平面計画と構造で構成しています。工場外壁の外側に二重の外皮となるドームのフレームは鉄骨(溶融亜鉛メッキ)、ルーバーは環境保護に配慮した再生木材を使用し、工場本体への直達日射を遮る機能も持たせています。
再生木材を利用したドーム型の建築とすることで、周辺環境や自然との調和を図るとともに、一度目にしたら忘れられない、シンボル的建築物になるデザインとしました。